宮の坂ドライブイン

あった事を書く

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同室が朝六時からでかけていって、その音で起きてからは一人でゲームをしたり朝ごはんを食べたり一時間の散歩をしたりお昼ご飯を食べたり漫画を読んだり五時間の昼寝をしたりしました。町の人はほとんど南の方へ帰省したり旅行に出たりしていて、どこもめちゃくちゃ静かです。

 

この前は叔母の知り合いの現地人に南の方へ連れていってもらって、トマトに甘い醤油と生姜をつけたものや、魚の挙げたものにあんをかけたものや、肉そぼろのご飯などを食べさせてもらいました。同室は私がそうしたコネを持つことがうらやましいといって、だからあなたはきっとこの先もなんやかんやでやっていける、と言いました。