(凛遙) 凛が遙のうちに足を運ぶようになってもうしばらくが経つ。チャイムを鳴らそうが扉を叩こうが遙は迎えになど出ないので、裏口から勝手に入るという無作法ももう常套手段であった。 廊下を渡った先の居間に遙は居なかった。台所や風呂場はともかく、洗…
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